長谷川岳さん(YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事)にインタビューをしてみました。高知のこと、YOSAKOIソーラン祭りの今後のことなどを聞いてみました。
Q 高知に来る機会はありますか?
A 年に平均して3回は出かける。6月のYOSAKOIソーラン祭り開催後のお礼と、8月の高知よさこい祭には必ずおじゃましている。
高知には発想のヒントを探しに出かける。大通り公園のフードパークは日曜市からヒントをもらった。
Q 高知の食べ物はいかがですか?
A 食べ物でいえば、カツオ、のれそれ、どろめ、とこぶし、ちゃんばら貝・・・。北海道の海の幸とは違うものが多い。あと、よこやまのお茶漬けは良かった。天然うなぎの味は北海道のみなさんは知らないと思う。
また、食べ物についてくる文化性を高知では感じる。飲食を楽しむ文化、議論を知らない人どうしで交わす文化は、今のような時代だからこそ高知の特徴として売り出していけるのではないか。
Q 高知で印象の強い場所はどこですか?
A 大月町安満地のペンション南南西。周囲3キロに人家がなく、シュノーケルで初めてサンゴを見た。高知でスキューバができることを、もっと北海道でアピールしていいと思う。
観光地でいえば、桂浜、足摺岬、室戸岬。
Q 高知よさこい祭はどうですか?
A 自然発生的に祭の時期が近くなると準備が始まって、専属で一年中かかわっている人もいないのに、まわっているところがうらやましいと思う。歴史を重ねている強みがあって、街全体で盛り上げているのを感じる。
Q 高知と北海道のよさこいの違いは何でしょうか?
A 高知は「暑いなかの瞬間的な花火」。北海道は「厳しい冬を乗り越えた華」。踊り子のみなさんが、あっけらかんとチームを移籍していくのは高知らしい。
Q このごろ、高知よさこい祭に参加する北海道チームが減少しているのですが?
A 一番の原因は8月に開かれる高知のよさこい祭に、飛行機で北海道から参加しようとすると、3泊4日で13万円ぐらいの費用になること。混雑しない時期ならば、もっと安い値段でハワイや台湾に行ける。また、高知よさこい祭が終わって北海道に帰る飛行機便が盆休みの混雑とぶつかって、千歳空港までの飛行機が手配できない。その意味では直行便があったほうがいい。
YOSAKOIソーラン祭りをやっているメンバーには、高知のよさこい祭へのあこがれはあるが、トップチームになると、すでに高知に行ったことがある人が多い。
YOSAKOIソーラン祭りは意識して海外や道外のチームをゲストチームとしてスケジュール面で優遇するときがあるのに比べ、高知はみんなが平等という発想なので北海道からのチームが減ってきたという事情もあるのではないだろうか。
Q 来年の第15回YOSAKOIソーラン祭りに向けた目標を聞かせてください。
A 北海道向けの中継で視聴率39%を記録したファイナルの放送を、全国枠でできるようにと企画している。
桟敷席は設備を道外から借りていたが、自分たちで北海道に合うように新しく作りたい。YOSAKOIソーランシンフォニーも計画している。
札幌商工会議所が来年100周年なので、共同イベントを考えている。
Q ファイナルの中継放送が高い視聴率を記録する原因は何でしょうか?
A おそらく、北海道のあちこちからチームが参加している良さが出ているのだろう。あわせて、審査が厳しく公正にやっていることで、新しいよさこいソーランの流れが受け入れられているように思う。
Q YOSAKOIソーラン祭りの課題は何ですか?
A 歴史が浅いので、新しい仕掛けを続けないといけないこと。
Q 6月の祭り以降は、どんな活動を長谷川さんはしていますか?
A ひとつは、学生たちと一緒になって、祭りそのものをどうしていくかということ。
ふたつめは、5年目になった株式会社yosanetを軌道に乗せること。
みっつめは、よさこいソーランのノウハウを他の街づくりにいかすということで、これからは来年の雪まつりの企画運営を考えていくことも課題だ。プロとボランティアが融合する形を提案したい。
Q 学校で、よさこいはどのように取り入れられていますか?
A 全国の小中学校の1500校でやっていて、先生方の団体と新しい教材をつくるようにしている。
Q 全国のよさこいで注目しているところはどこでしょう。
A 三重県の安濃津よさこい、名古屋のどまんなか祭り、佐世保のYOSAKOIさせぼ祭りが元気ある。岐阜県瑞浪で12月にあるバサラカーニバルには注目している。
Q 地域のよさこいをどのように支援していますか?
A 公式曲や振り付けは申請して自由に使ってくださいと言っている。また、地域のなかでフードパーク的な広がりをもたせるようにしている。
これまで、YOSAKOIソーラン祭りでは、高知を含めて各地のノウハウを勉強して成り立ってきたので、ノウハウは惜しみなく出していきたい。
Q 海外のよさこいでの交流のことを教えてください。
A 来年以降はアジアでの広がりを目指したい。韓国、中国、台湾、タイ、シンガポール、香港、ベトナム、マレーシアといった参加が当たり前のことにしたい。オーストリアとの交流も予定している。海外からの参加では、最初から鳴子をもって踊ってくださいではなく、まずは民俗芸能を披露しあうところから始まっていけばいい。
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